通夜のお手伝いは一般的にどのような準備が必要とされていますか?
通夜の手伝いを頼まれたのならば、何をおいても駆けつけましょう。
服装は遺族に準じた喪服を着て行い、台所などでの手伝いもありますので黒か地味な色柄のエプロンを用意いたしましょう。
手伝いにはいろいろありますが、受付を頼まれた場合、筆記用具をはじめとした受付の業務に必要な物を準備しておき、早めに来るひともいますのできちんと座っておきましょう。
また会館などの場合は尋ねられることもありますので、トイレなどの場所や自分が手伝っている部屋の名前を覚えておきましょう。
受付役は、弔問客が来たら軽く一礼し、お悔やみの言葉には「恐れ入ります」と返し一礼します。
他の言葉として、「お疲れ様です」「ありがとうございます」もいいでしょう。
香典は両手で受け取り、ペンなども両手で相手が使いやすいように渡します。
「ご丁寧にありがとうございます」や「恐れ入ります。お預かりします」と丁寧な対応を心がけましょう。
受付の手伝いはいわば顔になっています。
通夜ですので笑顔はまったく必要ありませんが、最低限の言葉と作法は身につけておきましょう。
裏方といってもいい台所でのお手伝いは主にお茶を入れたり、飲み終わったお茶椀を洗って拭いて、またお茶を入れるということになります。
この時は裏に回って人に会わないので、喪服が汚れない様に上着などがあったら脱いで地味なエプロンを付けましょう。
手伝いの人数が多ければ完全な裏方として洗物などだけに集中できますが、少なければお茶を運んだり、茶碗の回収もしなければなりません。
表に出る時にはエプロンを外し、喪服もきちんとして弔問客の間を回ってお茶を配り、茶碗を回収して素早くひっこみましょう。
手伝いに来ている時に弔問客と長話などをしてしまっては手伝いの意味がなくなります。
隠れる者ではありませんが、手伝いを優先できるように行動しましょう。
いずれにしても喪家の立場として対応し、速やかに行動するようにしましょう。