弔辞

お葬式にはどのような種類が一般的に存在していますか?

お葬式は様々な種類があり、主に故人の遺志を思いやって行われます。

何も言われていない時などに多いのは「一般葬」と呼ばれるものにあたります。
この場合、家族親族だけではなく、故人と知り合いだった人も参列し、従来どおりの葬儀を行います。
葬儀社では会葬予定者三〇〇名以下の葬儀を一般葬と呼んでいるとのことです。

ひっそりと家族だけに送られたいという人は「家族葬」となります。
会葬者を十名や二十名などとしていることからも、厳密にいうならば家族だけというのではなく、少人数で行うお葬式のことを指します。
ちなみに家族葬という言葉は葬儀社が作り出した造語です。

また家族葬と間違えられやすいのが「密葬」です。
言葉の通り家族だけで行う葬儀というわけではありません。
公に対して実施する社葬などの前に、親族だけで密かに行う葬儀のことを示します。
密葬の後には必ず大々的な社葬というものが行われることが前提になっています。

「社葬」または「合同葬」というものは大々的なお披露目のような葬儀になり、そのために先に密葬が行われることが多いのです。
こういう葬儀は法人が施主となって行われているために、故人を偲びながらも後継者を示すという場所でもあります。
会社の社長などに多いお葬式の形となります。

「直葬」とは通夜式や告別式を行わずに、直接火葬場へお送りして、火葬場でお別れを済ますことを言います。
主に身寄りがない場合などに行われます。

またこれらに当てはまらないのはその家族による特別な宗教の違いによるものです。
これらはそれぞれに宗教によって葬儀も違いますので、宗教の違いに戸惑うかもしれませんが、故人や家族が望んだ形があるのならば、合わせて行うものです。
他にも細かく分類すれば数多くのお葬式の種類があります。

例えどのような形であろうとも故人を偲び、最期のお別れを言いに行くということには変わりはありません。
最期の挨拶に相応しい姿で態度で、故人に別れを伝えに行きましょう。
お葬式に参列するときの基本マナーがこちらに載っています。
お祝いの席とは違いあまり頻繁に参加する儀式ではないため、マナーについてあまり知られていないようですがこれを機に一度ご覧になってみてください。

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