弔辞

お通夜でのマナーの事を詳しく理解するにはどうしたらいいの?

お通夜やお葬式は突然起こります。
そして当然のようにわきまえていなければならないのが通夜や葬儀のマナーですが、あまり知られていなく、インターネットや本を読むことで身につけていく人が多いのです。
その理由として医療の発達などにおいて「死」というものから遠ざかった傾向にあるのと、家族間で教えるべきことを教えなくなった、教える人もいなくなったということも大きいでしょう。

昔は嫁入り、婿養子はその言葉の通りに家の中に入ることで、その家のルールやマナーを守り、一緒に行うことで教えられ、身につけてきました。
しかし今では結婚は家族の結びつきであるけれど、本人の結びつきであると考えられ、核家族化がほとんどです。
同居をするわけではないのでマナーを学ぶ機会もなく、さらには結婚前に親から学ぶこともありません。
子供の頃は親に言われるままに連れられていき、言われるままに行動していたためにマナーらしきマナーもないままに過ごしてきたために理解できていない状態のまま社会人になったといえばいい状態なのです。

ではどうすれば正しいマナーが身につくのかといえば、やはり先人から教えていただくことが大切です。

確かにインターネットや本などから情報を得ることはできます。
ですがあくまでそれは一般大衆向けです。

知人ぐらいならばそんなに間違ったことにはならないでしょう。
ただ親族という立場になった時に自分の家、もしくは結婚相手の家が仏教の宗派がなにか、神式葬儀か仏式葬儀かということも知らないままではまったく話にもなりません。
またお葬式にはインターネットや本には載っていないようなその地域独自のものがあったりもしますので、実際に外部から来て下さった方が質問された場合に、答えられないというのは身内として恥ずかしいことになります。

人間である以上「死」は避けられません。
そしていつ自分が主格となる立場になるのかなどもまったく分かりません。
そのためにもしっかりと先人に話を聞き、理解をしておくように心がけましょう。

このページの先頭へ