式の間は携帯の電源はOffするのはどうして?
葬儀の間、携帯電話の電源はオフにします。
当然のマナーです。
むしろ持っていく必要は非常時に備えてのみに必要で、カバンやポケットなどからださなくてもいいでしょう。
携帯がオンのままでそのまま通話をし始めてしまうのは不謹慎すぎるといってもいいでしょう。
葬儀の合間にメールなどをしている人を見かけると、何をしに来たのかと思われてしまっても仕方ありません。
幼い子供を大人しくさせるために待ち時間に子供に音がでないようにゲームをさせている親がいます。
ゲームという行為はあまり好感は持てませんが、幼い子供がたいくつして騒がしくしたり、走り回って他の人の邪魔をしないようにと考えてのことのようです。
しかもその方の母親はきちんと遺族の方に謝罪をし、許可をとっていらっしゃったそうで、遺族の方も小さな子供が分からないなりに大人しくできるように気を遣っていらっしゃったそうです。
それは相手の心を思いやるというもっとも大切なものです。
だからこそ情けないとしか言えなくなるのが、それを見た大人が携帯を無音状態でいじりだした時です。
お聞きしたいものです。
あなたは何歳ですか。
葬儀の合間に思うことはないのですか。
確かに話してはいないでしょう。
ですが心はここから離れていると言ってもいいのです。
何しにきたのでしょうか。
緊急の場合、会場の隅で小声で電話するのはまだ仕方ないと言えるのかもしれません。
突然、実家などから葬儀にでていると知っているはずなのに電話があれば何事が起こったのかの確認をせずにはいられません。
会社の場合も仕事に関連する緊急の事態以外はかけてこないでしょう。
葬儀の間の携帯電話などはそのくらいの緊急事態の確認でしかありません。
帰宅するまで、人が亡くなったことに対して真摯な態度を持ち続けることが故人に対する礼儀でもあります。
葬儀の合間は携帯電話をオフにするということはマナー以前に、人間の常識としても当たり前の行為であるということです。