弔辞

葬式に出られないときは弔電を打つことが常識なのはどうして?

亡くなったことをわざわざ知らせてくれた遺族に対して、通夜にも葬式にも出られない場合のやむをえない対策として、弔電があります。
遠方すぎて通夜に間に合わない、身内でないので会社を休めないなどという場合が当てはまります。

ですが知らせがくるということは親しい相手であることは代わりはありません。
受けた連絡に取り乱すことなく、遺族の心を思いやる対応をしましょう。
その時に通夜と葬儀の時間を聞いて、参列する時間をわずかでも作りたいものです。

ですが社会人になっていれば近い近親者でもない限り難しく、簡単に会社を休んでいくことが難しいということが多いのも現実です。
そこで時間を確認した後に、自分のスケジュールなどを確認して、無理ならば弔電を打つことだけが唯一できることなのです。

ただ自分では冷静を保っているつもりでも心が乱れています。
そこで弔電はNTTなどで定められている文章で頼むという方法がいいでしょう。
感情のままにメッセージを頼むととんでもない弔電になってしまい、遺族にいらぬ心労を与えかねないのです。

そんな決まったメッセージだけを頼むなんて嫌だという人は、間に冷静になってもらえる人をおいて、メッセージを見てもらうようにしましょう。
そうしなければ遺族に余計な悲しみを与えてしまう文章になってしまうということもあるのですから、弔電を自分の言葉で書くということはかなり難しいのです。

また電報の体裁で手書きのメッセージを香典と一緒に送ることができる、郵便局のサービスもありますし、インターネットでも申し込むことはできます。
ただし弔電は葬儀の前日やどんなに遅くても葬儀の2、3時間前に届かなくては意味がありません。

また最近は遺族からではなく、また聞きで知るということもあります。
そういう時は自分と故人との関連性から参列できる状態の場合でも弔電を打つだけに留めるという人もいます。

関連性によって対応の仕方も変わりますので、よく考えて行動してください。

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