お葬式に着て行く服で一般的に良いとされている物は?
お葬式に着ていく服は喪服ではないのかとお考えになるでしょうが、実は親族よりも立派な喪服で赴くことは失礼になってしまいます。
正式喪服と言われている服装は親族三親までとされています。
ですので親族三親までに当たるのでしたら喪主ならば和装で、他の男性の場合はモーニング、女性は喪主ならば着物、他の方は色は黒のみで、ワンピーススーツ、アンサンブルなどとなります。
夏でも袖は長めで、スカート丈はひざ下からくるぶしまでの長さがあり、肌の露出を控えたものを着ましょう。
それ以外の親戚、友人などでしたら準喪服といわれるものになります。
実は最近では喪主も含めてこの衣装の人が多いのです。
社会人になった時に一番に用意しなければならない服装が準喪服一式ともされています。
結婚式などといった日時が決まっているものとは違い、いつ、すぐにでも必要とされるもので、いざという時になければ困る礼服なのです。
しかも慌てて買ってはサイズなどの直しができないまま、不自然な形で服を着ることになるといってもいいでしょう。
学生時代は制服でよかったのですが卒業してしまえば着ることは出来ません。
そこで一番に一式を揃えておく必要があるのです。
黒い服装ならばいいのではないかと着ていけば悪い意味で目立ってしまい、常識がないという目で見られてしまいます。
そもそも喪服の黒は上品な黒で染められており、同じ黒い服でも一般の洋服とは全く違います。
ある意味、明るい黒色の洋服が混ざっているという感じになってしまいます。
そういう自体を避けるためにも男性は基本的にブラックフォーマルを着用し、女性も黒のワンピースやスーツ、アンサンブルなどか選びましょう。
ちなみに冬は外にいる時にコートの着用は許されますが、毛皮や皮革などといった生き物の皮製のものは殺生を意味しますので、死を連想させることから着てはいけません。
バックや帽子、手袋なども同じです。
また室内では素早く脱いでおきましょう。